結婚相談所で会った人と、どちらの街で暮らすか。転勤の話はいつ出すか
結婚相談所で出会った人との交際が続いていくと、どこかで住む場所の話が出てきます。
お相手が同じ街に住んでいるならあまり意識しないかもしれません。けれど相手が隣の県に住んでいたり、どちらかに転勤の可能性があったりすると、この話は急に重たくなります。婚活のなかでも、住む場所の話は後回しにされやすいもののひとつです。
どちらの街で暮らすのか。転勤の話はいつ出せばいいのか。この記事ではその2つを分けて考えていきます。
プロフィールで分かるのは「いま」の住所だけ
結婚相談所のプロフィールにはお相手の居住地が書かれていますし、職業や勤務先の業種も分かります。お見合いの前から、どのあたりに住んでいる人なのかはおおよそ見当がつきます。
ただそこに書かれているのは、あくまでいまのことです。
この先も同じ街に住み続けたいのか、仕事の都合で動くかもしれないのか、いずれは実家の近くに戻るつもりなのか。そういうことはたいていどこにも書かれていません。
同じ地域に住んでいる人どうしでも、片方には数年ごとの転勤があって、もう片方はいつか地元に帰るつもりでいる。そんな組み合わせは珍しくありません。プロフィールの住所が近いことと、この先も近くで暮らしていけることは、実は別の話なのです。
住む場所の話には、3つの話が重なっている
「どこに住むか」をひとつの話題として出そうとすると、なぜか切り出しにくく感じます。それは実際には3つの話が重なっているからです。
ひとつめは仕事の事情です。 通勤できる範囲はどこまでか、転勤や異動はあるのか、在宅で働ける日はあるのか。ここには自分の気持ちだけでは決められない部分が混ざっています。
ふたつめは家族の事情です。 実家までの距離やきょうだいの状況、それにこの先の親のこと。本人もまだ考えを決めきれていないことがたくさんあります。
みっつめは暮らしの好みです。 にぎやかな街がいいのか落ち着いた街がいいのか、海や山の近くに住みたいのか。いちばん話しやすくて、いちばん動かしやすいのがこの部分です。
住む場所の話がこじれるのは、たいていこの3つが混ざったまま話しているときです。「そっちの街には行けない」という同じひとことでも、その奥にあるのが仕事なのか家族なのか好みなのかで、次に話すべきことはまったく変わってきます。
転勤の話は早めに「可能性」として出す
住む場所の話と転勤の話は、出すタイミングが違います。
転勤があるかどうかは、交際に入って早いうちに話しておくのがおすすめです。 自分が転勤のある仕事をしているなら、2回目か3回目に会うころまでに伝えておくと、あとがずっと楽になります。お見合いの当日に言う必要はありません。でも関係が深まってから打ち明けると、相手には「どうして今まで言ってくれなかったんだろう」と映りやすくなってしまいます。
伝えるのは予定でなくてかまいません。「時期は分からないけれど何年かに一度は動く仕事なんです」と言うだけで、相手はこの先のことを考える材料を手にできます。
相談所の交際では、仮交際のうちは何人かの方と並行して会うのが一般的です。早めに伝えておくことは、相手が自分のペースで考えられる時間を渡すことにもなります。
相手に聞くときも、可能性として聞いてみてください。 「転勤はありますか」と聞かれると、はいかいいえで答えなければいけないような気がします。「転勤の可能性ってあるんですか」と聞けば、「いまはまだ分からなくて」「部署によるんです」と答えやすくなります。
どちらの街で暮らすかは、関係が深まってからでいい
一方で「どちらの街で暮らすか」を決める話は、急がなくて大丈夫です。
交際が始まってすぐにこの話をすると、条件で相手を見ているように受け取られてしまうことがあります。真剣交際に進むかどうかを考えはじめたころ、暮らしの話が自然に出てくるようになってからでも間に合います。
そのときに役立つのが、さきほどの3つの分け方です。お互いに次のようなものを並べてみてください。
- 動かせないもの:仕事の拠点や通院、家族の介護など
- 動かせるけれど、できれば動かしたくないもの:友だちとのつながりや慣れた街、いまの職場
- わりとどこでもいいもの:街の雰囲気や住まいの広さ
並べてみると、話が「どちらの街か」という二択ではないと見えてくることがあります。ふたりの勤め先のあいだに住むこともできますし、どちらかが転職や在宅勤務を考えるという道もあります。転勤の期間だけ別々に暮らすという選び方もあるでしょう。どれが正しいということはありません。大切なのは、選択肢が2つしかないと思い込まないことです。
もしどちらかが合わせる形になるなら、合わせる側が何を手放すことになるのかは言葉にしておいたほうがいいと思います。黙って引き受けたことは、時間がたつほど重くなりやすいからです。
そのまま口に出せる聞き方
どれも答えを急かさない形にしてあります。
いまの街への思いを聞く
「この先も、いまの辺りに住み続けたい感じですか」
住み続けたい理由が仕事なのか家族なのか好みなのかが、自然に話に出てきます。
転勤の可能性を聞く
「お仕事、転勤の可能性ってあるんですか」
予定ではなく可能性として聞くので、答える側の負担が軽くなります。
自分の事情を先に話す
「わたしは親が近くにいるので、しばらくはこの辺りにいたいと思っているんです」
自分のことを先に話すと、相手は質問に答えるのではなく自分の話をする形になります。
住んでみたい街を聞く
「どこでも住めるとしたら、住んでみたい街ってありますか」
条件ではなく好みの話として出せます。いちばん気軽に聞けるので、最初の一歩に向いています。
話したことと、まだ話していないことを並べる
住む場所の話は、お金や働き方や家族との距離ともつながっています。一度に全部を話す必要はありませんが、どこまで話せているかを知っておくと次に何を聞けばいいかが見えてきます。
お見合いと交際で話しておきたい28のことでは、「住む場所の希望」や「転勤・転職の可能性」を含む28の話題を聞き方の例といっしょに並べています。
連盟による違いについて
結婚相談所が加盟している連盟によって、ルールが異なる場合があります。 詳しくは担当の方にご確認ください。
プロフィールにどこまでの情報が載るかも、連盟や相談所によって違います。ふたりだけでは話しにくいことがあれば、それぞれの担当の方に相談してみるのもひとつの方法です。
- まだ話していないことを並べる(Kinda pair)→ 話したことと、まだ話していないことを3分で並べられます。登録は要りません。
- 年収は分かっているのに、お金の話がしにくい理由 → 住む場所の話のすぐ隣にある、お金の話の切り出し方です。
- 結婚相談所は「どこ」より「誰」で選ぶ → 言いにくいことを相談できるかどうかは、担当との相性で決まります。
プロフィールの住所が教えてくれるのは、その人がいまいる場所だけです。 本当に知りたいのは、この先ふたりがどの街で同じ時間を過ごしていけるのかということなのだと思います。
frequently asked
よくある質問
結婚相談所のプロフィールで、転勤の有無は分かりますか?
分からないことが多いです。プロフィールで確かめられるのはいま住んでいる地域や職業までで、この先の異動や転勤の可能性まではたいてい書かれていません。記載の項目は加盟している連盟や相談所によって異なります。詳しくは担当の方にご確認ください。
自分に転勤がある場合、いつ伝えればいいですか?
交際に入って2回目か3回目に会うころまでに伝えておくと、あとがずっと楽になります。お見合いの当日に言う必要はありません。ただ関係が深まってから伝えると、隠していたように受け取られやすくなります。時期が決まっていなくても「可能性がある」と伝えるだけで十分です。
相手に転勤があるかどうか、どう聞けば角が立ちませんか?
予定ではなく可能性として聞くことです。「お仕事で転勤の可能性ってあるんですか」と尋ねれば、答える側も「いまは分からない」と言いやすくなります。自分の事情を先に話してから聞くのも自然な形です。
どちらの街で暮らすか、決めきれないときはどうすればいいですか?
すぐに決めなくて大丈夫です。まずはお互いにとって動かせないものと動かせるものを並べてみてください。仕事や家族や通院の事情が見えてくると、選択肢が2つだけではないと分かることもあります。ふたりで話しにくいときは、それぞれの担当の方に相談してみるのもひとつの方法です。
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