交際を絞るのがつらいとき。良い人なのに断る迷いと、絞る判断の目安
結婚相談所で交際が続いていくと、どこかで必ずこの場面が来ます。
断らなければならない。しかも、相手に悪いところは何もない。
これは活動がうまくいっていないから起きることではありません。むしろ順調に進んでいる方ほど、早くこの場面に来ます。
「絞る」には、2種類あります
まず、ここを分けないと判断を誤ります。
5人以上から、2〜3人に絞りたい 複数から、1人に絞りたい
このふたつは、まったく別のことです。
前者は、回らなくなったときの調整です。後者は、進みたいときの前進です。目的が違うので、確かめる材料も変わります。
自分がどちらの話をしているのか、まずそこから始めます。
5人以上から絞るとき、目安になること
こちらは調整の話なので、見るのは相手ではなく自分の状態です。
予定が管理できているか。 日程調整に追われて、誰といつ会うのかが分からなくなっているなら、人数が多すぎます。
気持ちが続いているか。 会うこと自体が作業になってきたら、それは人数のせいであることが多いです。
新しい出会いに時間を割けているか。 並行して会う方が増えるほど、新しくお見合いを組む時間はなくなっていきます。これは見落とされがちですが、活動全体で見ると大きな損失になります。
何も動いていない相手がいないか。 何度か会っているのに、何の気持ちも動いていない方がいるなら、そこは一度考えるところかもしれません。
この段階では、誰を残すかを決める必要はありません。回るところまで戻すというだけの調整です。
複数から1人に絞りたいとき
こちらは前進の話です。だから、確かめるのは理由のほうになります。
その方との時間を深めたいから絞りたい。 これなら、進んでよい場面です。次の段階が近いということでもあるので、担当の方に伝えておくと、お相手の担当の方と温度感を共有してもらえることもあります。
ただし、理由がそうでないこともあります。そして、その場合は少し立ち止まったほうがよいことがあります。
背中を押されないことがある理由
1人に絞りたいという申し出でも、担当の方がすぐには賛成しない場面があります。代表的なのはふたつです。
「並行して会うのが後ろめたいから」
これは、絞る理由としては弱いものです。
結婚相談所では、お見合いのあとすぐに「交際」という名前の関係に移ります。この言葉が誤解を生みます。1時間ほど話しただけの相手が、いきなり「交際相手」と呼ばれるからです。
けれど実際の中身は、学校でいえばお知り合いのような段階です。名前が先に立派になっているだけで、関係そのものはまだ始まったばかりです。
お知り合いが複数いることは、後ろめたいことではありません。 そこから何度か会って関係が深まり、真剣交際へ、成婚へと進んでいきます。並行して会うことは、この仕組みの前提として組み込まれています。
活動を始めたばかりの方には、お見合いの段階でこの説明をしている担当の方も多いはずです。もし説明を受けていないなら、一度聞いてみてください。
「相手の気持ちが分からなくて疲れたから」
これも、絞る理由にするには早いことがあります。
自分は好意を持っている。けれど相手の温度が見えない。返事は来るけれど、それ以上のものが伝わってこない。この状態は消耗します。
ただ、気持ちが分からないというだけで関係を終わらせるのは、もったいない場面が多いのです。 伝えることが得意でない方も、受け取ることが得意でない方もいます。それは温度が低いこととは違います。
こういうときは、担当の方に相談してください。お相手の担当の方に、いまの温度感を確認してもらえることがあります。自分では分からなかったことが、それで分かる場合があります。
こうしたやりとりは、一度で終わるものではありません。会うたびに少しずつ確かめていくものだと考えたほうが、気持ちが楽になります。
「みんな良い人なのに」という迷いについて
ここが、いちばん多く聞く言葉です。
「自分の活動期間も長くなってきて、そろそろ一人の方に絞りたい。でもそう考えると、みなさんそれぞれ良いところがあって、ご縁がなくなるのがこれで良いのかと思う」
「一人の方と次のステップへという話が出てきているけれど、自分は他の方のことも良いと思っていて、絞って良いのか不安。断るのが本当に良いのか分からない」
同じことで迷っている方は、たくさんいます。
この迷いは、誰かを軽んじた結果として出てくるものではありません。 むしろ逆で、一人ひとりをきちんと見てきたから出てくるものです。相手のことを何とも思っていなければ、断ることに迷いは生じません。
そして、この迷いには、はっきりした答えが出ないことのほうが多いです。「この人だ」と確信してから絞れる方は、実はそれほど多くありません。
決め手がないまま進むのは不誠実ではないか、と感じる方もいます。けれど、深めてみないと分からないことのほうが多いのが、この段階です。 確信は、絞る前ではなく、絞ったあとに育っていくことのほうが多いのです。
つらさが消えるわけではありません。ただ、そのつらさは判断を間違えたから出てくるものではない、ということだけは書いておきます。
3ヶ月という数字について
交際から3ヶ月を目安に、続けるか終えるかを判断することが多い、とされています。連盟や業界のなかで、ある程度共有されている感覚です。
ただし、決まりではありません。
3ヶ月で必ず結論を出すという方針で進める担当の方もいます。一方で、急かすべきものではないと考えて、積極的には案内しない担当の方もいます。扱いは人によって違います。
期限として受け取ると苦しくなります。一度立ち止まって考える目安として使うくらいが、ちょうどよい距離感です。3ヶ月たって何も動いていないなら、何が足りないのかを言葉にしてみる。それだけで十分です。
断りは、どう伝わるのか
最後に、実際の手続きの話です。
交際を終えるときは、システムの画面から自分で操作します。そこに理由を入力する欄があり、多くの場合は用意された選択肢のなかから選ぶ形になっています。何かしらの理由は提示される仕組みです。
そして大事なのは、その理由がお相手ご本人には見えないことです。見ることができるのは、双方の担当の方です。
つまり、正直に選んで構いません。 相手を傷つけないように言葉を選ぶ必要はありません。むしろ正直な理由が残るほうが、担当の方が次の出会いを考える材料になります。
迷っている段階で担当の方に話しておくと、操作する前に相談できます。ひとりで決めきってから報告するより、そのほうが楽です。
連盟による違いについて
結婚相談所が加盟している連盟によって、ルールが異なる場合があります。 詳しくは担当の方にご確認ください。
同時に会える人数の上限、断りの手続き、理由欄の扱いにも差があります。気になることは、担当の方に聞けば教えてもらえます。
- いまの気持ちを整理する(Kinda note)→ 決めきれない日の状態を、60秒で言葉にして置いていけます。
- まだ話していないことを並べる(Kinda pair)→ 深めたいのに何を話せばいいか分からないとき、触れていない話題から並べられます。
- 結婚相談所は「どこ」より「誰」で選ぶ → 絞る判断を一緒に考えてくれるかどうかは、担当によって差があります。
良い人を断ることになるのは、活動がうまくいっていないからではありません。 一人ひとりをきちんと見てきた人にだけ、この迷いは訪れます。
frequently asked
よくある質問
結婚相談所では、何人と同時に交際してもいいのですか?
複数の方と並行して会うのが標準的な進め方です。結婚相談所ではお見合いのあとすぐ「交際」という名称の関係に移りますが、実際には1時間ほど話しただけの、お知り合いに近い段階です。そこから何度か会って関係が深まっていき、真剣交際、成婚と進んでいきます。同時に会える人数の上限は、加盟している連盟や相談所によって異なります。詳しくは担当の方にご確認ください。
複数の方と交際していることが後ろめたいのですが、絞るべきですか?
後ろめたさを理由に絞る必要はありません。結婚相談所の「交際」は、一般的な意味での交際とは違い、お知り合いに近い段階を指します。複数の方とお知り合いでいることは、後ろめたいことではありません。ただし、予定が管理できなくなっていたり、活動する意欲が落ちていると感じるなら、それは絞ることを考えてよいタイミングです。理由が後ろめたさなのか、回らなくなっているのかを分けて考えてみてください。
お断りするとき、理由は相手に伝わりますか?
お相手ご本人には見えないのが一般的です。多くの場合、システムの画面に用意された理由のなかから選ぶ形になっており、その内容は双方の担当の方が見ることができます。お相手に直接読まれるものではないため、正直に選んで問題ありません。ただし扱いは加盟している連盟によって異なる場合があります。詳しくは担当の方にご確認ください。
交際して3ヶ月経ちました。決めなければいけませんか?
3ヶ月を目安に続けるかどうかを判断することが多い、とされています。ただし決まりではありません。3ヶ月で必ず結論を出す方針の担当の方もいれば、急かすべきではないと考える担当の方もいます。期限として受け取るより、一度立ち止まって考える目安として使うほうが実際的です。判断がつかないときは、何がまだ分かっていないのかを担当の方に話してみてください。
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